マスターキーは、複合した合い鍵である

川崎市で鍵屋の修理隊

1本の鍵で異なった複数の錠をあけることができる

鍵屋の修理隊

マスターキーとは

1本のカギで特定のマスターグループに属する複数の異なる錠前を開けられるカギのことをマスターキーと呼んでいます。
一般的にマスターキーを使われている施設は、ホテル・集合住宅・オフィスビル・学校など、多数の錠を管理するところで利用されています。マスターキーは、「親鍵」とも呼ばれています。また、メーカーで刻まれたいわゆる純正の子鍵を「マスターキー」ということがありますが、「純正キー」「オリジナルキー」「元鍵」「本鍵」などが正しい呼び方と言われています。

マスターキーシステムとは
個々のキーで施解錠を行う複数の錠前を1つのグループとして扱います。そのグループの全ての錠前を1つのキー(マスターキー)で施解錠できるシステムのことをマスターキーシステムといいます。 また、複数のマスターキグループが存在する場合には、全てのグループの錠前を1つのキー(グランドマスターキー)で施解錠できるシステムをグランドマスターキーシステムといいます。 さらに、複数のマスターキーグループが存在し、その上にグランドマスターキーグループが存在する場合には、全てのグランドマスターキーグループの錠前を1つのキー(グレートグランドマスターキー)で施解錠できるシステムをグレートグランドマスターキーシステムといいます。

マスターキーの安全性
マスターキーは、複数のドアや施設の鍵を一つのキーで開けることができるシステムです。マスターキーシステムは便利な一方で、安全性についてはいくつかの注意点があります。
マスターキーを持つ人が不正な目的で使用されると、セキュリティーの脆弱性が生じる可能性があります。以下はマスターキーの安全性に関するポイントです:

・キーの管理
マスターキーは特別な権限を持つキーであるため、慎重な管理が必要です。キーの紛失や不正な入手を防ぐために、キーの保管や管理方法には十分な注意が必要です。
・システムの厳密な制御
マスターキーシステムは、鍵とロックの組み合わせに基づいて機能するため、システム全体の厳密な制御が重要です。不正なキーの追加や不正アクセスを防ぐために、アクセス権の管理と監視が必要です。
・高セキュリティーシリンダーの使用
マスターキーシステムには高セキュリティーシリンダーを使用することが推奨されます。高セキュリティーシリンダーにはバンピングやピッキングに対する耐性があり、セキュリティーレベルが高いです。
・マスターキーの階層化
マスターキーシステムでは、複数の階層を持つことができます。上位のマスターキーはより高いセキュリティーレベルを持ち、アクセス権の制御が厳密になります。適切な階層化を行うことで、セキュリティーレベルをより細かく管理できます。

マスターキーの安全性は、システムの設計と適切な管理によって確保されます。専門家のアドバイスを受けながら、マスターキーシステムを適切に構築し、セキュリティーリスクを最小限に抑えるようにしましょう。

複製されないのか?
マスターキーは一般的に専門的な機器や技術を使用して製造されるため、一般の鍵よりも複製が難しいとされています。ただし、完全に複製が不可能というわけではありません。一部のマスターキーは特殊な鍵穴形状やピン配置を持っており、通常の鍵複製サービスでは複製できない場合があります。
しかし、技術の進歩により、高度な鍵複製技術やマスターキーの解読方法が開発される可能性もあります。したがって、マスターキーのセキュリティを高めるためには、信頼性の高い鍵メーカーやセキュリティ専門家から提供される高品質なマスターキーを使用することが重要です。
また、マスターキーシステムを運営する際には、鍵の管理と監視を厳格に行う必要があります。不正なキーの作成や権限の濫用を防ぐため、キーの発行と返却、アクセスログの記録、定期的な監査などのセキュリティ対策を実施することが重要です。
総合的なセキュリティ対策として、マスターキーに加えて他のセキュリティレベルの高い要素を組み合わせることも検討する価値があります。たとえば、高セキュリティーシリンダーや追加の認証システムなどを導入することで、セキュリティをさらに強化することができます。


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